歌野晶午について

今回は小説の話。もちっといえばミステリーの話。

私は小学生の頃から読書が好きで、かれこれ30年弱色々読んできました。

久々にミステリーを読んだのでひとこと。

久々とは一体いつぶりだろう。

そもそもミステリーを楽しめなくなってからしばらく離れていたから10年弱くらいかな。記憶に残らない本を読んでる可能性はある。人に勧められてとか。印象に残らなかった本。いっぱいあります。

 

まぁそれくらいぶりに昔大好きだった小説家歌野晶午さんの本、『ずっとあなたが好きでした』を読了いたしました。その感想を述べていきたいと思います。加筆訂正なしで記事を書く予定なので、雑な文章になると思います。ご了承ください。

 

さて、本題。

歌野晶午という小説家。ミステリー作家です。叙述トリックやら大どんでん返しでそれなりに賞も受賞し、界隈では有名な作家さん。

一時期ファンでデビュー作から全部の小説を読んでいるくらい好きでした。

ただ個人的に読書の幅が広がりミステリー自体から遠ざっておりました。

この度、なんとなく歌野晶午の本を眺めてたら『ずっとあなたが好きでした』というタイトルに目が止まり、久々に読んでみようとなった次第でございます。

結論から申しますと、いまいちでした。

まず長い。退屈。消化不良のまま進むのが苦痛。

大どんでん返しなんだろうなと構えていてもほんと長かった。いや電子書籍だったから分厚さなんて知らないんです。盲点でした。

痛快なキャラは相変わらずいい味出てましたが…

本作の一番のトリックにもまんまと騙されしまいましたしそこはまぁ及第点なんでしょうが…

んー、あれだなぁ。おそらく私の感覚がもうミステリーを楽しめなくなってきたのかもしれません。

以前の歌野晶午作品から何が劣るかと言われても分かりませんし、いい意味でふざけんなって気持ちになるのも以前からの歌野晶午作品の良いところなんでしょうが…

読んでて迷走するというか短編が13本かな?あるんですけどそれがもうしんどくてしんどくて。

正直人にはおすすめできません。

 

感想としてはこんな感じ。

ただ歌野晶午さん好きなので今まで読んだ中で好きなのを何点か紹介。

葉桜の咲く頃に君を想うということ→不朽の名作。5回は読みました。大好き。未読の方は是非。

世界の終わりあるいは始まり→歌野晶午の悪い癖全開。賛否が一番分かれそう。私?大好きです。

さらわれたい女→少し短めの作品ではあるがテンポよく、非常にまとまりを感じる作品。

舞田ひとみシリーズ→2作だっけ?3作だっけ?忘れたけどほのぼの日常系ミステリー。キャラもよし!

密室殺人ゲームシリーズ→トリックの宝庫!さすが天才!キャラも濃い!

 

上から順に個人的に好きな順ですね。

せっかくこの記事を読んでいただいた方に向けてなにか得ていただきたいなと大盤振る舞いさせていただきました。

 

では、本日はこれにて!!